「約束してくれるなら…ホテル行ってもいいですよ。」
浅川さんが緊張した顔で言った。
うん、聞き間違いじゃないよね。
おいらは迷った。
ようするにこれは浅川さんからの口止め料だ。
ヤラせる代わりに今日の事は黙っててくれ、ということっすよね。
はっきり言ってそんな女性の弱みに付け込むような真似はしたくない。
いくら何でもそこまで非道な真似はできない。
だけど…
こんな美人とHするチャンスほかにあるか?
『いいじゃんとーきち!後腐れなくHできるチャンスだ!ヤリ捨てちまえ!』
『いけません!ここはぐっとこらえて男を上げるのですとーきち!』
おいらの中で悪魔と天使が戦ってる。
しばらく考え込む。
この間約2秒。
おいらが考え込んでいることに感づいた浅川さんが捕捉する。
「あ、口止めとかそんなんじゃないですよ!?」
…え、違うの?
「まあ、口止め、っていうのも確かにあるけど、色々相談に乗ってもらったし…どっちかというとお礼に近いです。」
そのあともさらに続けようとする浅川さん。
これ以上言わせるのは酷っすな。
「了解!じゃ、気が変わらないうちに向かっちゃいますよ!」
できる限り明るく返した。
東浦にホテルは無いので、刈谷市に向かう。
「……」
後悔しているのか緊張しているのか、浅川さんは無言だった。
もし後悔しているとしても、ここまできたらおいらも止められない。
今なら悪魔が100%勝つっす。(笑)
そして刈谷市のホテルに到着。
運よく1つだけ部屋が空いていた。(他よりも高い部屋…涙)
部屋に入るおいらと浅川さん。
同じ会社の女性とホテルに入るってなんか異常なくらい興奮するっすな。
まずは冷え切った体を温めるためにシャワーを浴びてもらう。
浅川さんがシャワーを浴びている間に部屋の空調を調整して温めておく。
シャワーから上がった浅川さん。
なぜか服を着てたっす。
普通バスタオル巻いて出てくるんじゃ…天然かっ!(笑)
だけどここでまたしても発送の逆転。
脱がす楽しみができたと思えばいいじゃないか!(笑)
今回のプチ修羅場ですっかり頭が柔軟になったおいら。
続いておいらがシャワーを浴びに行く。
シャワーから上がり、脱衣所でおいらは迷った。
おいらも服を着るべきか否か。(笑)
おいらだけ裸ってのもなんか変態チックで…萌える。(笑)
だけどあまりに間抜けな絵面なので浅川さんが引いてしまう可能性があるかも。
なので…パンツだけ履くことにしたっす。(笑)
パンツ+下半身バスタオルという装備で決戦に挑むおいら。
うむ、なんかパンツ一枚あるだけでも心強い。
浅川さんは先ほど車内にいたときとほとんど変わらぬ姿(残念なことにストッキングだけ脱いでいる)でソファに座っていた。
おいらは浅川さんをベッドに連れて行くとそのまま優しく押し倒した。
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===== 続く =====