見事告白が成功し、恋人同士となったとーきちとゆっこさん。
まあ、この後は焦らなくてもいいような気がするんすけど…一応頑張ってみるっす。
「………」
「………」
お互い無言。
頑張ってみると言いつつも、何を話したらいいかわかんないっす。
さっきまであんなに盛り上がっていたのに。(笑)
「え~っと…今日は友達の家に泊まるんだっけ?」
時間を見ながらおいら。
時間によっては解散しないといけないし。
ゆっこさんは「あ~…」といったん考え込んで、
「泊めてもらうかもしれない、とだけ言ってあるんで…」
…この一言でおいらは全てを察したっす!
ってことは「友達の家に泊まらない」という選択肢も予想してたってことっすね!
みなまで言うな!(ほとんど言わせてたけど)
おいら伊達に出会い系マスターじゃないっすよ!
ここで決めないと男じゃない!
酔いがさめた(と思われる)おいらは下半身にエネルギーを送る!
立ち上がれ!ガンダ〇!…じゃなかったおいらのジュニア!
…やばい、おいらのガ〇ダムジュニアの反応が今一つっす。
「じゃあ、もう少ししたら出ようか?」
おいらの言葉に頷くゆっこさん。
まあ、もう少し待ってもらわないとおいらのジュニアが起きないっす。
その後しばらく、お互い内容のあるんだかないんだかわからないようなふわふわとした会話をしながらソフトドリンクを何杯か飲み、ある程度酔いがさめた所でお会計。
お店を出て、ラブホのある方向に進んでいく。
…刈谷駅前には歩いて行けるラブホは1軒しかないっす。
少なくともおいらはそこしか知らないっす。
ただ、他の女性との時に行ったことがあるラブホなので若干のうしろめたいんすけどね…そうはいっても選択肢のないおいらはゆっこさんを連れてそのラブホに向かったっす。
ホテルに着くとゆっこさんもおいらもほとんど喋らなかったっす。
とーきち「ええと…ははは。」
なんかよくわからないまま愛想笑い。
とーきち「い、今更だけど緊張しちゃうね」
一方的にしゃべるおいらにゆっこさんは目を合わせず頷く。
とーきち「…じゃ、先にシャワー浴びてくるね」
ゆっこさんに飲み物を渡しておいらはシャワーへ。
汗だくで気持ち悪かったのもあるけど、まだお酒が残ってるようで若干ジュニアのエンジンがかかっていないようっす。
…なんか毎回同じことしてる気がするなあ…(笑)
シャワーを浴びると徐々に酔いがさめてきたのか、今更ながらゆっこさんとホテルにいる実感がわいてきたっス。
よしっ!やるぞ!(いや、やるんですけどね)
シャワーから出るとゆっこさんはスマホをいじってたっす。
おいらの視線に気づくとゆっこさんは
「あ、友達です。今日やっぱ行けそうもないかも…って(笑)」
…可愛い。
可愛すぎる。
とーきち「返事来た?」
ゆっこ「頑張って、だそうです。(笑)なんにも言ってないんですけど。(笑)」
…頑張る相手がこんなおっさんで申し訳ない。(笑)
ゆっこさんにシャワーを勧める。
ゆっこさんは一瞬固まって「いよいよか…」みたいな表情でゆっくりとシャワー室に向かっていったっス。
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===== 続く =====