【ウィスキー娘 美咲編13】美人からのまさかの誘いに思考停止っす

 

今回は駅ではなく、お店で直接待ち合わせっす。

この方がぼけ~っと待ってなくていいっすからね。

 

 

18時に店に入る。

…やっぱりお客さんはいない。

マスターに申し訳なくなるっすな。

 

 

「いらっしゃいませ。いつもありがとうございます。」

開店と同時に入って来たおいらに対しても嫌な顔一つせず迎えてくれるマスター。

 

もうすっかり行きつけの気分。

 

 

この1ヵ月、美咲ちゃんとのやりとりですっかり洋酒に詳しくなったおいら。

「じゃあ、スプリングバンクお願いします。」

いまじゃこんなオーダーもさらっとこなせるっす。

 

 

「お、いたいた。」

店のドアが開き、美咲ちゃんが入ってきたっス。

とーきち「久しぶり~」

 

 

相変わらず美しいっす!!

 

 

今日はミニスカートに黒タイツ、セーターというちょっと秋仕様。

すらっとした脚がまた堪らないっすな。

 

 

 

最初出張に着た頃は暑かったのにもうこんな季節なんすね…道理でおいらの頭皮も寂しくなったす。(関係ない)

美咲「ああ、私白州のハイボールで。」

今日はなんか女性らしい注文。

 

 

美咲「おじさん、ちゃんと仕事してるの?(笑)」

え…まさかしていないと思われてる?(笑)

 

 

とーきち「してるしてる!そりゃ出世街道じゃないけど」

なんでそんなイメージになってんのか知らないけど必死に否定する。

 

 

美咲「ふ~ん…なんかいつも定時に帰るし、出張中も遊び歩いてるし。なんか怪しい(笑)」

え~…うちの会社あまり残業ないんだよなあ…それにしてもひどい(笑)

美咲ちゃんのキャラもあってか、こんな軽口で会話できるようになってるっす。

 

 

LINEで長いこと話しているし、お互いほとんど恋人同士のノリ。

…こんなおっさんと恋人って失礼っすけどな。(笑)

 

 

 

今回は2杯目をビールにした。

前回のような失敗はしないっす!

 

 

しかしそれを見て美咲ちゃんが

「あ~…セーブしてる。(笑)」

と悪戯っぽく笑う。

 

 

…う、ばれてる。

 

 

美咲「まあ、いいや。死なれても困るし。(笑)」

…そりゃ酷い。

 

 

2杯目を飲んだ時点で美咲ちゃんが言った。

「場所、変えよっか。」

 

先に言われた。

おいらが言おうと思っていたのに。

 

 

店を出ておいらが2軒目→ホテルにつなげるための作戦を練っていると、美咲ちゃんが驚くような発言をした。

 

 

「ホテル、行くでしょ?」

 

 

 

………えっ。

 

思考が止まる。

 

 

けどここでフリーズすると女性に恥をかかせてしまうっす!

 

 

おいらは長年の出会い系スキルによって鍛えられた反射神経で(意味不明)瞬時に答えた。

 

「行きます!」

 

 

瞬時に返事したおいらに美咲ちゃんが吹き出す。

美咲「なんで敬語?(笑)」

とーきち「いや、なんか不意を突かれて。」

 

 

おいらがごにょごにょ言い訳をすると美咲ちゃんはにやっといつもの笑いを浮かべて

「いやいや、本当は最初の時でもよかったんだけど。」

と笑った。

 

 

あ、やっぱりあれは聞き間違いじゃなかったんだ。

 

 

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===== 続く =====

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