【ウィスキー娘 美咲編10】間接キスにドキドキしちゃうオッサン

 

続いておいらも一口。

おおおお、美味い!

多分美味い気がするぞ!(たぶんわかってない)

 

 

 

「うおおおお…美味い」

は、しまった、つい声に出ちまったっす。

 

 

そんなおいらを見て美咲ちゃん。

「竹鶴…いいなあ。」

羨ましそうにおいらのグラスを見る。

 

 

良いお酒ということで興味津々みたいっス。

なら、次頼んだらどう?と言おうとした瞬間に美咲ちゃんからは驚く発言が。

 

 

「一口頂戴。」

というとおいらの手からグラスをひったくり、ごくりと一口。

 

 

ああああ。

あ、いや、おいらは別にいいんすけど。

 

 

あまりに大胆な行動においらはドキドキ。

 

 

一口飲み終わると美咲ちゃんは

「おおおお…確かに美味しい!」

と感動した様子。

気にしてるのはおいらだけっすか。(笑)

 

 

「さすが竹鶴!おいしすぎる!」

子供のようにはしゃぐ美咲ちゃんを見ておいらもなんかほっこりしたっす。

 

 

「おじさんはよく利用するの?」

氷の準備をしに、少し離れたマスターに聞こえないくらいの小声で美咲ちゃん。

多分出会い系の事を言ってるんすな。

 

 

「うん、まあ出張の時とかはね。美咲ちゃんは?」

同じく小声でおいら。

 

 

「まあ、たまに。」

あ、デリカシーのない質問だったかな。

それ以上深くは追及せず話題を変えた。

 

 

「美咲ちゃんは彼氏とかいないの?」

いないから出会い系を利用しているとは思うけど一応確認。

 

 

「いないいない。いたら(出会い系)使わないっしょ。(笑)」

そのあとすかさず

「おじさんは彼女は…いないな。(笑)」

と答える前に言われた。

 

 

ああ、いないさ!

見ての通りいないけど何か!?(笑)

 

 

「…でも奥さんとかいそう。出張の時だけ使うってのもアヤシー(笑)」

にやっと笑う。

 

 

「いやいやいや!いないから!大丈夫!間違ってもいないから。」

なにが大丈夫なのかわからなかったが、とりあえず全力否定。

確かにこの年だと結婚してるって考えるほうが自然だよなあ…

 

 

美咲「そうなんだ?なんで結婚しないの?」

とーきち「しないんじゃなくてできないんです!(涙)」

とすかさずツッコミ。

 

こんなやりとりをしながら楽しく会話した。

 

 

 

しばらくするとお互いのグラスが空になった。

正確には氷が解けて水だけになった、という方が正しいかな。

 

 

「2杯目はどうする?」

 

 

おいらが勧めると美咲ちゃんはメニューではなくマスターの後ろに並べられているボトルを見る。

「あ、ジョニーウォーカーの青ください」

美咲ちゃんが指さしたのは四角くて、名前の通り薄い青色をしたボトル。

 

 

…やっべえ…なんかすげえ高そうだぞ。

冗談抜きで1杯5000円とかしないかな…

 

 

とっさに財布の中身を思い出して脳内で緊急会議。

確か16000円くらいはあったはずだし、クレジットカードもある…うん、払えないことはないな。

 

 

こうなりゃやけくそだ!

青でも緑でも持ってこい!(緑もあります)

 

 

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===== 続く =====

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